パパとお風呂 つづき

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しばらくして様子を見に行くと、
プゥコは泣き止んでいたけど、
相方は全裸で体育座りしていた。

プ「パパ、こっち来ちゃダメ!プン!」
パ「寒いなぁ。風邪ひいちゃうよ。」
プ「いいの。風邪ひいていいの。」

寒いので湯船からお湯をすくって
体にかけようとしたら、

プ「ぎゃーーー!!(だみ声)ダメ!プン!」

本当に寒い日だったので、
おかしなコントに終止符をうつべく、
私はプゥコを風呂から引き上げた。

寝室で体をふいてパジャマを着せていたら、
またしてもプゥコがぎゃん泣きしはじめた。

私「え?今度はなに?」
プ「パパが…パパがぁあああ(泣)」
私「もうパパいないでしょ。そんなにパパがいやなの?」
プ「パパが心配なの。」
私「なんで。」
プ「もう、お風呂はいっていいよ、って、いわなかったの。
  パパが風邪ひいちゃうよぉおおお(泣)」

風呂からあがった相方は、この話を聞いて目尻をさげた。
パパを手玉にとる方法を既に知っているとは!
私よりも女子力が高そうだ。