何がとりついた!?

プゥコ、39度の夜。
何度も起きてつらそうに泣く。
熱冷ましをいれやろうかな。
でも起きちゃうかな。などと考えながら、
泣きと泣きの合間の浅い眠りをむさぼっていた私。

夜中2時ぐらいに、突然、誰かに強く鼻を押さえつけられた。

私「!!」

目をぱっちりあけたプゥコが私の鼻を指でつぶしている。

私「どひたの?」
プ「カエル!カエル!カエルカエルカエルカエルカエルカエル!」

カエルと言うたびに私の鼻を人差し指で連打する。

私「??」
プ「ゲラゲラゲラゲラ(大爆笑)」
私「あれ?プゥコ、元気なった?熱さがった?」

いやいや、まだカンカンに体が熱い。
全然下がってなんかない。
それなのにプゥコは異常なハイテンションだ。

プ「もももももももももももももももも…。」

そう言いながら今度は平手で私の顔をバシバシはたく。
布団を転げ回って本気で逃げる私。
立ち上がっておいかけてくるプゥコ。
なんかとりついたの?
怖い!たすけてー!

プ「ゲラゲラゲラ(大爆笑)」
私「どした?夢でもみた?」
プ「もうねるよっ!お母さんもっ!」

そういってプゥコ、パタリと寝てしまった。

あとには静寂。
ガクガクブルブル。
恐怖の一夜を過ごしました。

次の朝、熱は無事平熱に。
プゥコは昨夜のことは全く覚えていない様子。
背筋こおるー。

大昔、狐つきとか、悪魔払いとか騒いでたのって、
多分、こういうことなんじゃ?

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毎日、妖怪妖怪、って言ってるから…