饒舌になった理由

12

保育園にプゥコを迎えにいくと、
プゥコは饒舌に語りかけてくる。

日本語で書くと

私の父は車を所有しているが、母は所有していないので、保育園のお迎えにはいつも乳母車を押してくる。しかし、母はそれを不満に思っていて、いつかは自分で車を運転して迎えにきたいと考えているらしい。ちなみに、私は車を所有している。それはキティちゃんの車である。家に置いてきたが。

としゃべっていたこともあるし、
また、ある日は、

私はキティちゃん柄のものをたくさん所有しているが、実は他の子もけしからんことにキティちゃん柄のバックを持っているのである。それがこちらとこちらとこちらである。でもどれも私のものである。キティちゃん柄のものは有無を言わさずすべて私のものなのだ。そしてこれは先生のスリッパ。リボン柄。キティちゃんのリボンに似ている。そのことを発見したのは何を隠そうこの私である。

としゃべっていたこともある。

多分、保育園で刺激をうけて、
たくさんしゃべるんだろうな、と思っていた。
保育園でもこんな感じにしゃべっているのだろう、と。

ある保育園の帰り際、
プゥコが饒舌に語っていた時、
先生が気づいて、
「プゥコちゃんってこんなにしゃべるんですか!?」
と驚いていた。
聞くと、保育園では
ほとんどしゃべらないらしい。

だからこの饒舌さは、
長時間プゥコ語を解する者がいなくて、
たまりにたまって、
私にぶちまけている、
ということだったらしい。

わかるのは私ぐらいだもんね。