嗚呼、妖怪の日々!その7 プゥコの手も借りたい

9

3月。
仕事が忙しかったので、保育園の日を増やした。

ところが、増やしたからといって、
そうすんなり曲ができるわけではない。
お迎え時間になってもモチーフすらできず、
あぁ、せっかく泣いていやがるプゥコに
保育園に行ってもらったのに、と申し訳なくなる。

私が落ち込んでいたら

プ「プゥコがかわりにお歌つくってあげる!」
私「ほんと?聞いてると気持ちがよくなる曲を作らないといけないんだ…。」
プ「きもちいいのがいいの?じゃぁ作るね。」

えー!本当ですか?先生!
助かる!
お母さんのひらめきに、ヒントをプリーズ!

プ「♪〜ようかーいようかーいようかーいウォッチッチ。
  かーかーきーきー…。」

私「ちょ待て。それ妖怪体操じゃん。おんなじのはだめよ。」

プ「全部聞いて!
  ♪〜ようかーいようかーいようかーいウォッチッチ
  かーかーきーきーくーくーけーけー
  ふわふわようかいウォッチッチ!」
(正しくは…こいこい妖怪ウォッチッチ)

ふ、ふわふわ…?
気持ちいい、って、肌ざわり的な解釈?
いや、肌ざわりがいい歌作ってくださいなんてオファー、
いまだかつてないからね。
爽快感が欲しいわけで。
でも…

私「ありがとー!そうだね、ふわふわで気持ちいい歌だね!」

と笑顔でこたえ、心で泣いた。
3歳児のまさかの可能性を期待したんだけど、
世の中そんなうまくいくわきゃーない。

プ「でしょでしょ?またつくってあげるから!いつでもいってね!」