読書クラブで話をした話

去年、小学校の読書クラブに招かれ、
私ごときがおこがましくも絵本作家として
講釈をたれる機会をいただいた。

ちょうど、クラブ活動の中で、絵本を書いたり、
お話を作ったりしていると聞いたので、
「お話を作る能力は将来ものすごく役に立った!」
の生き証人という立場で話そうと思った。
彼らと私の違いは、生きた年数の違いだけなのだし、
教壇に立てるとしたらそこだけかな、と。
ゲームを作るのも、宣伝用の漫画を書くのにも、
アイドルソングの歌詞を作るのにも、
もちろんキッズソングをアニメを作るのにも、
お話を作る脳味噌は一番フル活用してきた私なので。。

ここ数年でラジオやテレビに出たこともあったので、
その辺の話をしたら喜んでくれるかと思って
芸能人ミーツ話を交えつつ自分の半生を語らせて
いただいたのだけど、
子供たちはキラキラと純粋で、
創作のモチベーションについて質問されたり、
苦労と達成感について質問されたりして、
「芸能人!」とか言ってた自分を反省しました。

最後にみんなの作り途中の作品を見せてもらって
アドバイスさせてもらったのだけど、
才能が爆発していて、私など足下にも及ばない。
私は誰に何を話していたんだ!?と恥じるぐらい。

シューマイのモノローグとか、
惑星たちが語り合っていたりとか、
文章よりも絵本の形態がもはやストーリーで、
まるでアート作品のようなものまであり!
中には、かぐや姫の話を現代に置き換えているんだけど、
最後をどうやっていいのか困っている女の子とか。。
私のほうが大いにお勉強させてもらった時間でした。

さて、この間、プゥコもまだ2年生でクラブ活動は
まだできないけど、特別に末席にいさせてもらってたんだけど、
最後にみんなでかいてくれた感想の中に、
プゥコの感想もあったのです。
「感動しました。私も将来そうなれるでしょうか。」
とあったのがちょっとほっこりしました。

終わって、帰り道。
プゥコがおずおずと
「プゥコ、お母さんのこと、お母さんって呼んでいいの?」
と聞いてきたので、頭をガシガシしてあげました。


新しいプゥコアイコンだよ!