コウメに病気がとりつく

具合が悪いせいで、 機嫌もすこぶる悪くなり、 天使かと思うと悪魔に豹変。 おそろしい…!

具合が悪いせいで、
機嫌もすこぶる悪くなり、
天使かと思うと悪魔に豹変。
おそろしい…!

この一週間はコウメも私も試練でした。

熱は上がったり下がったり。

一番ひどいのは下痢で、全然おさまらない。
夜は10分置きに泣くので、ほぼ朝まで抱っこコース。

ついに点滴を受けることになったのでした。

ここで、過去の悪夢が思い出されるのでした…。

保育園に行き始めたごろなが、同じく高熱でぐったりしたとき、
行きつけの病院で、もっと大きな病院への入院をすすめられました。
それだけでも、新米母の私は足ガクガクで半べそ状態。

そこで点滴を受けることになったごろな。
「お母さんは外に出てください」と言われて、私は処置室から出されたのです。

数分後、処置室から、ごろなの断末魔の叫びが!!

外からカーテンのすきまをのぞくと、先生と看護婦さんがふたりで
馬乗りにならんばかりに(そう見えたの!)、
暴れるごろなを必死で押さえつけているのです。

…もう泣き崩れましたよ。私が。びっくりしちゃって。
もうあれ、トラウマ!
(だから外に出されたんだろうけど)

それぐらい、小さいひとの点滴って大変なわけです。
ぷにゅぷにゅしてるから、血管が見えないし、
あばれると点滴の針がぬけるので、
板でぐるぐるに固定しなければならない。

コウメも相当泣くだろうなぁ…と覚悟を決めていました。
先回りして「すっごい暴れると思うので私おさえてましょうか?』
って看護婦さんに言ってみたり。

…でも結局、例のごとく処置室を出され、外で待ったのでした。

いまか、いまか。。コウメの断末魔はいつ聞こえるんだーって
ドキドキしながらしばらく待っていると…

すーっとドアがあいて、「はいってくださーい」と看護婦さん。

え?なんも音聞こえなかったけど?
コウメになにがあった??気絶した!?

恐る恐るベッドをのぞくと。。
そこにはすでに点滴のはりをさされたコウメが
お人形のように目をじぃっと見張って横たわっていました。

「全然泣かないの!おとなしかったですよーえらかったねー」

…と、看護婦さんたちに絶賛されながら…。

顔を見ると涙が一筋だけ流れてて、
「イタかったの…」とコウメ。
その後グズグズして、手を握っているうちに寝てしまいました。

ホっ。

これで少しは良くなるといいけど…

4月がまるまるつぶれた…。