読み聞かせチャレンジ後編

プゥコ

読み聞かせボランティアが決まって、
暇さえあれば本棚の前で、何をどう読もうか、
と途方にくれている、という話をしたら、
妹に「お母さんに相談!」と言われた。

はっ!
そういえば、私の母は読みきかせのプロだった!
南部弁のかたりべだった!
(すっかりその記憶が抜け落ちていた)
さっそく電話をしたところ、
出てくる出てくる今すぐ役にたつリアルアドバイス。
私でも読めそうな本を全部リストアップしてくれるっていうし。
やっぱりプロすごいわー。
しかもだよ。
お母さんがそういうことしてるってことは、
私にも素質があるかもしれないってことじゃん!?
なんていう根拠の怪しい自信まで湧いてきた。
(‥と思ってても、心の奥では
ものすごいプレッシャーだったことが
あとで判明するわけですが。それは前編にて)

そしていよいよ当日。
教室の前でもじもじしていたら、
「プゥコのママ?なにしにきたの?」
といろんな子に話しかけられて、
「う、うん。今日、絵本ちょっとよもうと思って。。
 でもはじめてだから緊張してて~(泣)」
と蚊の鳴くような声でいったら、
男の子たちが「がんばって」「がんばって」と
口々にかっこよく励ましてくれた。
ちょっと小さい声で照れながらいうとか!
反則でしょ!惚れちゃったよ!
男の子は小さいくせにもう男なんだなーと感心した。

デビューは、本を「読む」というよりは、
ほぼ「歌ってるだけ」の本をチョイスしたので、
声をはりあげて歌っていたら結構喜んでもらえたみたい。

帰って来たプゥコに、面白かったって友達がいってたよーとか、
ママ友に、子供が面白かったと言ってましたとか報告もらって、
華々しいデビューを飾り、順風満帆か!?
と思いきや、その次は全然うまくできなかったり、と、
まぁ、気長に胃を痛めながら、紆余曲折しながら、やっていこうと思っています。

夢は、着手してから何年もたっているのに
いまだに完成していない東京ハイジのオリジナル絵本を読むこと!
でもこれ、一生完成しないような気もするんだな…。